印鑑・はんこの基礎知識
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はんこの歴史

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■起源

はんこの元々の印の発祥は、紀元前7,000年以上も前までさかのぼります。
かなり古い時代から生まれたもので、メソポタミアの文明で使われたのが
起源だといわれています。

また、この「はんこ」という制度の始まりは中国のような気もしますが、
そうではなく西洋から伝わってきた制度で、「旧約聖書」という本の中にも
実印や認め印の制度のことについて書かれている箇所が40箇所くらい発見されています。

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■日本へ

このはんこが日本に伝わってきたのは、およそ2,300年前の中国の後漢時代に
紙が発明されたことで書物ができ、その書物への捺印の習慣ができて、
日本に渡ってきました。
ですが、印鑑の文化は最初から民衆へ広まったわけではなくて、
ごく一部の人たちだけの文化でした。
一般の民衆は印鑑、はんこを持つこと自体できないとされている時代でした。

そして、時代も進んで日本が平安の時代に入ると、「手形印」という掌に朱肉を着ける
という制度ができました。この制度は江戸の時代まで使用されていきました。
平安時代の終わりごろになってくると、武将達の願文や起請文、遺言状などに
花押というものが現れるようになりました。
花押といっても花を紙に押し付けることじゃありませんよ。
この「押」という文字には署名するという意味があって、この花押がされたものは、
綺麗で美しく署名されたものという意味を持つことになります。
江戸時代には、この花押のことを「判」というようになって、私印が使われるようになると、
それと区別するために花押のことを書き判といい、印章のことを印判というようになった
という説が現在では有力だとされています。

古い時代から文書などの内容を証明する手段として、自署、花押や印判がありますが、
実際には祐筆だったり書記だったりと他人に代筆させていました。
しかし、この書き方を真似る技術がどんどん発達していくようになりました。
そのためそれにつれて字をどんどん崩していくようになって、それから自分だけの
独特のサインとして花押が利用されていくようになって、
そこから一国一城の武士達の階級で多く見られるようになりました。
この花押は鎌倉時代から室町時代にかけて隆盛期を迎えていきました。

■太政官布告

さあ、それから私たち一般の人たちが利用されていくようになったのは、
明治6年の10月1日に明治の新政府の太政官布告という号令みたいなものを行ったときの
内容が、
「本人が自分で書いて実印を押しなさい。
自分で書けないという者は代わりの者に代筆させてもいいが、本人の実印を押すこと。」
という内容でした。
この決まりができたことから、現在のように印章、はんこが
一般的に使われていくようになりました。
この10月1日は印章記念日として定められています。

こうやってはんこの歴史を振り返ると、かなり昔の紀元前7,000年以上も前に使われてきて、
私たちが使うようになったのが230年ほど前からと考えると、
何か感慨深いものがあるようなないような気がします。

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